言語化できてない状況で掘り返されても、失望感しか与えられない。

そもそもコンピューター作曲に関わり続けて、いつのまにか誰かと会っても自ら話さないと伝わらない自称ミュージシャンになったのは、本人にとっては最も不本意に受け止めていることだ。

元はと言えば、学生時代(暗黒時代と呼んでいる)にバンド加入を目論んで行動していたものの、人間関係の作り方をまず知らなかったことで壁にぶつかった。
他人に合わせるのが苦痛すぎて流行りのコピーバンドなんてカラオケと同様に退屈すぎて、やめてしまったことがきっかけにある。

そこで全て1人で好きな音楽と長く関わるには、自分で作曲して自分で演奏することが唯一の選択肢だった。

しかし演奏への苦手意識はいちど芽生えると払拭することが困難で、曲を作ったとしても人に聞かせるレベルまでもっていくことができない。
だんだん楽器を触ることすら抵抗になっていた。

本当に好きなら毎日楽器に触ってるだろと言われても、無感情のままやって意味あると思ってんのか?
すでに経験あるから再発に困ってんだ。

かつて親しかったヒップホップ連中の界隈では、不本意にもラップスキルだけで判断されることが多かった。
俺はそういう音符を並べただけの言葉遊びがやりたいんじゃない。
じゃあお前ら楽器弾けるのかよ?疑問符いっぱいだった。
(ラップが全部その類だとか一言も書いてないから、勝手な創作はするな。)

一時期入っていたパンクバンド界隈も似たようなものだった。
俺は単純なスリーコードの爆音弾き語りがやりたいんじゃない。
自分達のジャンル限定で、フィールドでしか比較できない狭さに、意欲的に関わりたい魅力を感じられなかった。

それ以上にやりたい音楽があるのに、想いを言葉で説明ができず、相手の知識のなさも重なって失望を招き続けていた。
今も似たような状況が続いている。

いちいちこういう話を持ち出すと、全てお前が悪いだの理解不足だの、指摘言いっ放しで具体策を挙げないまま去っていく人間がいくつも現れてくる。
酷い奴は「ネットワークビジネス先にやれ」とか、「音楽やっててひと握りしか成功なんてしないからやめとけ」とか、筋違いな猿真似をさせようとする。

お前が知る「音楽」はどれだけ狭い知識から引っ張り出してんだよ?
ギターロック?青春パンク?日本語ラップ?
だけだろ?え?

そういう人間に対しても、説明せずに演奏提示するだけで伝わる作風を、聴こえない小さな音まで細かく分析して作ってるの知らないよね?
それをライブでどこまで、行為を見せたいんじゃなく作品を届ける手段なんだ。

いや、一切聞かなくてもいいんじゃね?

絵を描くアーティストや写真家、役者やデザイナーなど、関心を持ってくれるのは分野を超えて好奇心のある人達だ。
特定の音楽ファン層と話が噛み合わないのは、20年前から十分承知している。

どこへ行っても自分は合わせてる側なんだが、つまらない話しか返ってこない。
だからこっちも不要なことまで話してしまい、話が暗い方向に堂々巡りになって、いつのまにか人とまともに話のできない障害者扱いされたこともある。

言っておくが、あくまでもバンドは組まない。

自他問わず解散脱退が前提としてあるから、1人で複数パートを前提としてる。
あるいはセッションミュージシャンとして、1回きりの組み合わせで行く。
1人でなんでもできれば、2人3人になっても分担してできる。どのパートが欠けても足りない箇所を補える可能性は高まる。

組めないのはお前が問題?メンバーを信用してないから?
いや、会うたび信用されてないんだよ。始まる前から。
許せなかった経験まで掘り返すような話しかできないなら、失望感しか与えられないよ。

そんな経験から何を学べって?
話したくないことまでいちいち完璧に説明する必要なくない?だるい。
今の自分だけ切り取って伝えれば十分でしょ。

一体何を期待してるの?

しまひろふみ

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