昨年破損した鍵盤の修理が終わった。久しぶりの復旧記録。

12月初めに買った直後の事故で、鍵盤を壊してしまったシンセサイザーを、ようやく修理することができた。
ALESIS QS6.1という、25年ほど前に出ていた機種。
日本ではそう多く出回ってなかったが、アメリカや海外では手の届く価格帯(といっても10万円ほど)で普及していたらしい。

これは自分が20代前半に持っていたのと同じ機種で、一度は手放したもの。
鍵盤演奏を再びやってみようと思ってジャンク品を見つけた矢先に、不注意により破損してしまった。
せっかく楽しもうとしてたのに、まるで死んでるのと一緒だという過去の記憶が蘇ってきて、全力で打ちのめされてしまった。

そんな過去と同じような出来事は今起きていないと言い聞かせつつ、フラッシュバックによるショックが大きかったのか毎日寝込んでいた12月だった。
当然ながらそれ以降は全く楽器に触れていないし、作曲すらしていなかった。
転職後の生活の変化にもついていくのが手一杯で、音楽から離れて立ち直るまでの時間が必要だったようだ。

そこで早速海外の電子楽器部品を扱うサイトを検索し、必要な鍵盤部品を購入。
昨年末に受け取ることができた。
年末年始は予定が重なって修理作業になかなか取りかかれなかったが、先日の日曜日にやっと分解して部品交換を実施した。

持ち帰った直後にD鍵盤が破損。他にも傷が多数。
本体を開封し、取り出した鍵盤部。
ひび割れたりタバコで溶けた後の鍵盤は全て交換。合わせて清掃。
鍵盤裏のウェイトが2ヶ所外れていたため、破損した鍵盤より移植。
鍵盤交換の修理は完了。
左側のサイドカバーは未修理のため、今後修理予定。

シンセサイザーの修理は今に始まったことではなく、ずっと前から中古ジャンク品を分解して弾ける状態へ復旧を何度も手がけていた。
自力修理は慣れている作業とも言いつつも、金銭的に余裕のなかった時にメーカー修理費すら出せなかったための苦肉の策とも言える。
機種によっては部品入手ができず修理不能になったことも何度かあったが、
これらを経験したおかげで部品単位で購入する方法や回路図面の読み方も覚えることができた。
一時期は復旧した機材を「修理済」と補足付きで転売していたこともある。
今はやっていない。

僕は過去にこんな修理記録を書き残しているので、参考に載せておきます。

ACETONE TOP-1 トランジスタ電子オルガンの修理
Suminoe Sounds (2005年)

からくり時計ファンタジアの修理記録 (1)
からくり時計ファンタジアの修理記録 (2)
過去のアメブロより (2015年)

特定の機種なら今でも修理パターンを定めているものの、鍵盤楽器を貯め込んでおくスペースが今の自宅には無いため、新たな修理は受け付けていない。
修理後の苦情がきても受ける余裕がないし、今では個人的用途でしか修理する気はないかも。
アドバイスはできるかもしれないけど、知識の範囲内による。

古くなった機材はメーカー自体が修理不能になることが多く、保証外とは承知の上でも復旧して音が再び鳴ればそこには喜びがあるから、やめられない。
不意打ちの落ち込みがきっかけになったが、久しぶりの機材修理を通じて音楽に向き合っていた時期を再び思い出す経験ができた。

次は再び人前で演奏することを目指して、鍵盤に触れる時間を増やしていきたいと考えている。
ただし無理はしない。

しまひろふみ

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